セックスに対する考え方は、人それぞれです。
ゆかりさんの言う様に、セックスは生活の一部に過ぎないっていう見方もあれば、冴えなさ杉くんのように、性の不一致が離婚の原因になったというのもよくある話です。
実際に他所の家の性がきっかけとなった出来事を聞くと、こう思います。
「 セックスを笑うものは、セックスに泣く 」
今回は、セックスに関する夫婦の営みについて、4つのエピソードを見てみたいと思います。
まずは、男性が不満を感じているパターンです。
妻とセックスレスで、夫側がしたくない
30歳。結婚5年目の男です。
私の場合は妻と3年レスです。
3年前から妻に拒否され続けて。
キモイとか、疲れてると言う理由で拒否され続け。
悩みつつ、一人で処理してきました。
しかし昨年から年上女性と不倫に走り、外で愛し合ってました。
先月、妻が何を思ったのかそろそろSEXしたいと言い出しまして。
でも今まで拒否され続けて、私は心の中で妻を一生抱かない覚悟までしたので、抱きたいと言う気持ちがまったく失せてしまったのです。
だから妻とは3年レスです。妻以外とは月に数回。
私がレスなのは、こんな理由です。
教えて!gooより
女性も不満を感じています。
新婚生活の夫婦の営み
結婚して2ヶ月になりますが、喧嘩ばかりで辛いです。
しかも、原因は夜の営みなんです。
私がベットでお願いしても「平日から何考えてるの?」
ととにかく寝たいみたいで、相手にしてくれません。
これが物凄くカチンと来て、現在も険悪ムードです。
「したいときはいつでも言って」と言っていたくせに、スカートをはいたときが合図となったのですが、「プレッシャーに感じて立たない」とのこと。
付き合い当初は激しく愛し合っていたのに、今は私だけ悶々としていてこの際sexlessでもいいやと思うくらい誘うのも馬鹿らしくなってきました。
正直に「一人でするのも辛い」と旦那に言ったのも、結局は追い込んだのでしょうか?
この冷めた新婚とは思えない夫婦にアドバイスお願いします。
教えて!gooより
続いて、アニーさん(女性)のお話
アニーさんは、九州の男尊女卑の考えの残る地域出身の男性と結婚しました。
アニーさんは専業主婦になりました。
恋愛結婚です。アニーさんは亭主関白OKで、「男性に尽くすこと」これが夢でありました。
結婚すると、旦那さんは、アニーさんへの興味をなくしてしまいました。
仕事を終えて家に帰ってきても会話もないしスキンシップもないです。
また、旦那さんはアニーさんがアルバイトしたり遊びに行ったりすることを禁止していました。
寂しがり屋のアニーさんにとって、昼に1人でいる時間は苦痛以外の何物でもありませんでした。
彼女は昼間の寂しさの癒しを夜に求めました。
しかし、クールで淡白な旦那さんはセックスをしてくれません。
アニーさんが求めても拒否します。
たまに、旦那さんが求めてきても、アニーさんが生理ってこともありました。
運よくタイミングが合ったときは、旦那さんは尽くしてくれました。
しかし、旦那さんはセックスが下手くそでした。
それでいて早漏でした。
その分、指を入れて頑張ってくれるのですが、指も下手くそでした。
旦那さんは色々試してくれるのですが、アニーさんはイケたことがありません。
そしてある日、いつものように旦那さんが指を膣に入れた時、爪が伸びていたのか?膣を引っ掻いたようで、血が出てしまいました。
それ以降、旦那さんに指を入れられるのが怖くなってしまいました。
しかしアニーさんはめげません。
たとえセックスが下手だろうと、たとえ指使いが下手だろうと、たとえ恐怖心を持たされても、それでも旦那さんに抱いて欲しいと思いました。
アニーさんは心の繋がりと癒しを求めていました。
旦那さんをセックスに誘います。
するとある日、旦那さんは冷めた目でアニーさんを見て「なんでお前はそんなにヤリたがるの?セックスすることだけが夫婦じゃないだろう?」 と言い放ったそうです。
アニーさんは以降、旦那さんに求めるのを辞めてしまいました。
旦那さんとセックスをしたいとさえ思わなくなったそうです。
下手くそだし、傷つけられるし。。。
虚しかったです。旦那さんへの期待もありません。
その後もアニーさんの地獄のような日々は続きました。
昼も夜も寂しいのです。旦那さんがいても寂しいのです。
ある日、彼女は偶然の出会いがあり、不倫をしました。
そして、その相手との関係は良好で、ついに離婚することができました。
旦那さんの家系が古い風習の家だったので、離婚するのも大変でしたが・・・。
続いて、のりこさん(20代後半)のお話
のりこさんは、アニーさんの旦那さんの地域と同じように、今でも男尊女卑の考えが残る地域に住んでいました。
奥さんは、旦那さんと食卓を一緒に囲むことさえ許されません。
のりこさんは、そのような家庭で育ち、母のそのような姿を見てきました。
のりこさんは、地元の同じの年上の人を、旦那さんにもらいました。
恋愛結婚で、旦那さんの両親とも同居でした。
そのような家庭で育ったにも関わらず、旦那さんは比較的家事参加に積極的でした。結婚前までは。
旦那さん「結婚しても、のりこにばかり家事はさせない。オレも家のことをする。幸せな家庭を築こう」
しかし、いざ結婚すると、旦那さんは家のことを一切してくれません。
家のことをするのは全てのりこさんでした。
その地域の家族の形でした。
ある日、のりこさんは高熱で寝込みました。
旦那さんは仕事から帰ってきて一言「なに寝てんだ!さっさとメシを作れ!!!」
旦那さんは、のりこさんにどんな理由があろうと、365日朝から晩まで、家事をさせました。
会社の同僚や友人を家に連れてくるときには、おもてなしに全力で、まるで召使いのように扱われました。
いつからか、結婚前は普通に交わしていた会話も、許されないようになっていました。
しかし、そのような生活でものりこさんは我慢しました。
夜の生活は旦那さんの気分で実施されました。勝手でした。
のりこさんが眠たくても病気でも、旦那さんが気分になれば実施され、ヤリたくないときはヤラないという状況でした。
のりこさんから求めることは許されませんでした。
前戯は胸を触るだけで、その後すぐに挿入でした。
旦那さんは早漏でした。
のりこさんは付き合ってから一度もセックスで満足したことはありませんでした。
のりこさんは満足するセックス・気持ちの良いセックスに憧れました。
ある日のセックスで、のりこさんはその思いを旦那さんにぶつけました。
それを聞いた旦那さん:「なんでオレがお前のアソコを触ってやんなきゃならねえんだ?」「(セックスを)してやってるだけでも、ありがたく思え!」
・・・
この瞬間、のりこさんの中で何かがプツン!と切れました。
旦那さん、いや、旦那を突き放し、泣き叫びました。
それ以降、旦那さんに触れられるのが嫌になりました。
セックスを求められた時には吐いてしまいました。
それからしばらく、寝込む日々が続きました。家事はしませんでした。
旦那さんの両親にもとやかく言われましたが、耳を貸しませんでした。
この時ののりこさんには、旦那さんもお手上げでした。
体調が戻ったのりこさんは、離婚を決意しました。
のりこさんは実家に出向き、両親に離婚を告げました。
のりこさんの両親も、この地域の人です。
私はせっかく女として生まれたの。
女の幸せを知る権利がある。
セックスの悦びを知りたいの。
あの人とじゃそれができない。離婚する!
この話を聞き、お母さんは最初少し反対しましたが、のりこさんの気持ちを理解してくれ、納得してくれました。
しかし、お父さんは、「何を言っている。セックスの不満だと?その不満を抱く時点でとんでもない!ましてやそれげ原因で離婚なんて有り得ない」と納得しませんでした。
お父さん「絶縁だ!」
離婚は成立しました。
のりこさんは、友人を頼り、東京へ出ました。
如何でしたでしょうか?
冴えなさ杉くんとゆかりさんの言う通り、セックスについては事前に分かったと思います。
その点も踏まえて、結婚を考慮すべきなのかもしれませんね。
結婚前はラブラブです。
結婚後の辛さや疲れ、寂しさの癒しをセックスに求めるなんて考える人はほとんどいないようです。
このとき初めて、セックスの大切さに気付く場合は多いよう。
大切なものは、失ってから気づく。
— 筒井マガネ@フルマガネちゃんねる (@tsutsuiXmagane) March 29, 2016
「セックスさせ満足させてもらえれば、ほかのどんなことでも我慢できる」という女性は意外に多いです。
極端な話、たとえ男に殴られようが蹴られようが、アザを身体中につけられようが、「セックスが良いから別れられない」という女性もいます。
「なんでそんな男がいいの?」
「セックスのとき優しくしてくれるから」
よくある話です。
「亭主関白でも良い」「男尊女卑でも良い」「でも、そうでいられる理由が欲しい」「好き以外でね」
その、「好き以外の理由」をセックスに求める女性もいます。
「たかがセックスなんて・・・」と考えている人には、この理由が理解できないかもしれません。
「でも、セックスがしっかりしている人となら、辛い日々でも大丈夫」そのような女性がいるのも事実です。
人間の価値観は多様です。
他の人には決して理解できないことがたくさん存在します。
セックスがあるだけで、強い繋がりを持てる夫婦がいるのも事実です。
「 セックスを笑うものは、セックスに泣く 」
「夫婦仲良く」というのは本当に難しく、2人ともに協力が必要です。
2人の関係を2人で創っていくんだという意識が理想ですね。
セックスレスは本当に深刻な問題でセックスレスのサイトを見るのもありかと思います。